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義援金で応援2017.07.06

とうほくIPPOプロジェクトレポート -手のひらに太陽の家「てとてカフェ」(佐々木豊志さん)-

「とうほくIPPOプロジェクト」支援先活動レポートシリーズは、第3期の支援先である手のひらに太陽の家「てとてカフェ」佐々木豊志さんと​スタッフの方々に、お話をうかがいました。

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内陸部にある宮城県登米市に「手のひらに太陽の家/てとてカフェ」はあります。代表の佐々木豊志さんは震災の2年前の岩手宮城内地震で被災に遭い、住環境の悪い仮設住宅で過ごしていた経験から、快適に過ごせる仮設住宅の必要性を痛感していました。また、森林資源を活用した持続可能なエネルギーであるバイオマスに注目し、日本の森バイオマスネットワークを立ち上げた佐藤さんは、ネットワークをフル活用して震災後、直に仮設住宅の建設に参加しようと動いたところ、民間は門前払いされてしまいます。それでも、企業などの支援を受けて自ら土地を購入して、登米市に7部屋ある木造建築の施設「手のひらに太陽の家」を建てました。現在、とうほくIPPOの支援を受けて新たにカフェとしてスタートしたばかりの「手のひらに太陽の家/てとてカフェ」を訪れて来ました。

 

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「準備が整ってからでは遅い」mont-bellの辰野会長の一言で「手のひらに太陽の家」はスタート。

 

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庭にはここを訪れる子どもたちの心を動かす小さな自然がいっぱい詰まっている 

 

 

■仮設住宅を維持でも作りたいと思った背景をお教えください。

 

佐々木
「震災後まもなくすると30万人の被災者に対して10万棟の仮設が必要だ」という数字があがっていました。私たちスタッフは岩手宮城内陸地震で被災していましたので、壁の薄さによる音の問題、結露の問題などの仮設住宅の住環境の悪さは痛いほどわかっていたんです。だから、住環境の良い仮設住宅を一つでも多くつくりたかったんです。ただ、当時は行政の機能も混乱していましたから、プレハブ建築協会の会員住宅メーカー以外は参入できない仕組みになっていたため私たちは門前払いでした。それでも仮設住宅に変わるものを建てたかったんです。たくさんのサポートを受けて、2012年の夏にようやく完成しました。2011年11月に仮設住宅は全世帯分完成されていて、そのときに必要とされていたことは福島の子どもたち問題でしたので、ここを保養施設として開放することからスタートしました。そこから"子育ての交流の場"としての舵をとっていきました。活動を続けていくうちに、宿泊施設としても飲食業としても営業の許可が下りない建物だったのでやれることが限られてしまうため広がって行かないことに気づき、たくさんの人が集まる場として、飲食営業は必要だという結論になりました。いろいろ調べている中で、とうほくIPPOと出合ったのです。

 

 

■実際に2014年に支援を受けてから今まではどのように進められていたのですか?

 

佐々木
改装してカフェ営業の許可をとりました。続いて庭にピザ釜を作ったり、子育てするお母さんたちが必要とする情報のチラシを置く棚などを作りました。2015年の夏にご近所でケイタリングのお仕事をされていた菊地さんにお声がけをしてカフェのスタッフとして入っていただき、ようやくカフェがオープンしました。おかげさまで、口コミで広がりお子さま連れの女性たちがたくさん訪れてくれるようになりました。仙台や沿岸部の遠方からもいらっしゃいます。やるべき事が見えて来たので、スタッフも安定して来ました。今の中心スタッフは河崎清美さん、二階堂亜希さん、そしてカフェスタッフの菊地さんご夫婦です。子育て支援の場としてやりたいことをどんどんやってほしいですね。

 

 

■今後どのようなことを企画しているんですか?

 

河崎
この地域の女性は何かやりたいと思っている人が多いんです。そんな女性のネットワークを広げていきたいですね。シングルマザーのお母さんたちがこれから手に職をつけるためのパソコン教室や日本酒会みたいなことも行っています


二階堂
登米市で保育士を、仙台市では幼稚園教育をやっていたのですが、あるとき自然学校の森の幼稚園の活動をテレビで観て、子どもたちに任せる保育というスタイルを知って、そういうことをやれたらって考えているんです。みんなで子育てについて考えていける活動の場になれたらといいなって思っています。週末外に出かけるとお金がかかしますし、遊び場所が減ったことので、籠ってゲームをする中高生の子どもたちが増えていて困っているお母さんたちの声が多いんです。そんな子どもたちを連れてお母さんに来てもらうと、自然と子どもたちが自発的にゲームより自然へと目が向くようになるんです。お母さまもいろいろ疲れています。資格がなくても託児ができるファミリーサポートがありますので、ここにお呼びして退職された年配の女性たちとみんながつながって、みんなで子どもと交流をしていけたらいいですね。そんな未来を描いています。姑に相談できないことも姑さんと同じ年齢の女性たちがいれば相談できることもでてきますしね。


佐々木
どんどんやりたいことをこんな風にあげてもらっています。この建物の中には7部屋もありますから、自由に部屋を使っていただいていいんです。人が来て、いろいろ交流できる地域に開いた施設にしていきたいですね。

 

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この家で出会った子どもたちの思い出の写真が大切に保存されている。

 

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カフェの2階は多目的室。木材に囲まれた心地良い空間。

 

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どこかのお家に遊びに訪れたような家庭的な雰囲気のカフェスペース

 

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遊ぶ子どもたちの声が響く。

 

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チラシやフリーマガジン以外に大きくなって着れなくなった洋服などもシェア。

 

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無農薬のものを積極的に使ったランチもデザートもどれも人気が高い。

 

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【2016年取材:羽鳥靖子(ライター)】 

 

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「手のひらに太陽の家/てとてカフェ」
〒987-0702 宮城県登米市登米町寺池辺室山17番地1
TEL:0220-23-9755 FAX:0220-23-9756
>>> 詳細はこちらから

 

 

◆「とうほくIPPOプロジェクト」の第7期事業を募集中です。 (~10月2日まで)

以下のページをご参照願います。

http://www.felissimo.co.jp/s/tohokuippo7/

または、「とうほくIPPO」と検索してください。

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