フェリシモ?
  • フェリシモトップへ
  • 初めての方へ
  • ご利用ガイド
  • お問い合わせ
  • 新規会員登録

義援金で応援2017.07.11

とうほくIPPOプロジェクトレポート -みんなが笑顔になるケーキ屋さん(平川恵美子さん)-

「とうほくIPPOプロジェクト」支援先活動レポートシリーズは、第3期の支援先である「みんなが笑顔になるケーキ屋さん」平川恵美子さんに、お話をうかがいました。

------------------------------------------------------------------------------------------

〝いつか〟大船渡に戻って来ることを心に決めてパティシエを目指し上京した平川さんは、震災当時は東京にいました。大船渡に戻る決心とタイミングが訪れたのは数年後に大船渡で〝地域の皆さんへ喜びを与えるケーキ屋さん〟をオープンしようと覚悟を決めたときです。そのときに市役所の人に教えてもらったのが「とうほくIPPOプロジェクト」。事業の立ち上げから今までのお話を伺いに大船渡の「Tout le Monde」におられる平川さんを訪ねました。

 

何かやりたいことが見つかったなら、はじめるべきだと思うんです

 

■「とうほくIPPOプロジェクト」に申請された内容は「みんなが笑顔になるケーキ屋さ
 ん」を大船渡でオープンすることでしたが、なぜそのようなプロジェクトを立ち上げよ
 うとされたのですか?

 

震災当時は東京にいました。ちょうど転職の時期で、パティシエとして入社が決まっていました。被災してなかなか連絡がとれなかった姉と連絡がついたとき、自分自身のことよりも私のことを心配してくれたんです。大船渡に帰ろうかと相談したら「自分のタイミングの良いときに帰っておいでね」と言われました。そのときはまだ自分に店を出せる自信がなくて、決まっていた転職先に入社することに決めました。そのお店がオーダーケーキを学べるところだったんです。
出産後まもない友人がいて、震災後彼女のところに食べかけのチョコレートを持って来た友だちがいたんだそうです。そのときの味が泣くほどおいしかったという話を聞きました。大きな災害のあとは住む場所、着る服などの優先順位が高く、食事も最低限食べられればいいということになります。でも、その話を聞き、甘いものを食べることからくる喜びがあると思いました。疲れて帰って来た人に、食べて喜んでほしい。そんなケーキを作りたいと思い、「みんなが笑顔になるケーキ屋さん」を作ることを決めました。facebookでオリジナルケーキやクッキーを紹介したら、地元の友だちの間で広がって行き、予約も入ったりして徐々に自信がついてきたんです。その辺で大船渡に戻る決心がつきました。

 

 

■「とうほくIPPOプロジェクト」申請のきっかけは何でしたか? 支援を受けてどのよ
 うなことを実現されましたか?

 

地元大船渡でお店を立ち上げるために、5年間はお金を貯めようと覚悟をしていたんです。東京で地元に戻るための準備をはじめたとき、大船渡の市役所に出かけて起業することを相談し、そこで「とうほくIPPOプロジェクト」のことを教えてもらいました。そして素直に挑戦してみたいと思いました。事業計画書を作成し、フェリシモの担当者と面接をしました。その後、2014年の3月に大船渡に帰って来たとき、支援を受けられることが決定したんです。支援金は、店舗資金と内装費、機材などに使いました。当初は、オーダーメイドケーキは週に2件、月に8件を目指し、喫茶店兼ケーキ屋として運営して行く予定でした。しかし、今はオーダーケーキの予約が予定よりかなり多く、月80件程度になっています。なので、今は喫茶営業をせずに、オーダーメイドケーキがメインのお店になっています。

 

toutlemonde_1.JPG toutlemonde_2.JPG toutlemonde_3.JPG 

 

■これからの目標はありますか? 

 

今年の8月でオープンして2年になります。今後広げて行くことよりも、細々でも長く続けて行くことが大切だと思っています。一人でも多くの人に、おいしいと思っていただき、喜んでいただきたいです。オーダーメイドケーキなので、注文を受けたときにいただいたご希望の内容に確実に応え、お届けすることを心がけることで必死です。去年に続き、今年も同じ人から誕生日用のオリジナルケーキのオーダーを受けたり、そのご兄弟、ご親戚の方からもオーダーを受けたりすると、喜んでいただけたんだなって思えます。まだ自信はないのですけど、ケーキを通して人のお役に立てていれば、続けて行けるのではないかなと思っています。

 

 

■これからとうほくIPPOプロジェクトの支援を申請しようとする女性に何か一言をお願
 いします。

 

人に役立つことを続けていれば、自分がやりたいことに力を貸してくれる方は必ずいるんだなと思います。

 


toutlemonde_4.JPG

Tout le Mondeはフランス語で〝みんな〟の意。訪れた水曜日は休日。


toutlemonde_7.JPG

平川恵美子さん。おいしいだけではなく楽しいケーキを日々作ることへの想いは、〝ほんの一瞬でもホッとできる時間をもっていただきたい〟から

 

toutlemonde_5.JPG 

toutlemonde_6.JPG

 

店内にはオーダーメイドケーキを囲んで記念日を祝うスナップ写真が飾られてあります。「疲れた人を喜ばせたい」という平川さんの想いに答えるかのように喜びの時間が伝わって来ました。「あなたのタイミングが来たときに帰っておいで」と彼女を応援し、実質的にサポートを続けるご家族やお友だちの強い支えは、慎重に、丁寧に言葉を選ぶ平川さんの真摯な姿勢からも見受けられました。〝みんなが笑顔になるケーキ屋さん〟は〝みんなが応援したくなるケーキ屋さん〟としてこの街に溶け込んでいました。

 

 

【2016年取材:羽鳥靖子(ライター)】 

 

------------------------------------------------------------------------------------------

 

【Tout le Monde(トゥルモンド)】
岩手県大船渡市盛町字木町4-14
TEL 0192-22-7800

 

 

◆「とうほくIPPOプロジェクト」の第7期事業を募集中です。 (~10月2日まで)

以下のページをご参照願います。

http://www.felissimo.co.jp/s/tohokuippo7/

または、「とうほくIPPO」と検索してください。

RECENT ENTRIES 最新記事